■経済学

私の立ち位置からは、現時点で一番「まっとうな」経済学の本に見えます。経済評論家の書籍や、大学で学ぶような経済学の書籍は考え方が古く、現在の状況を説明することは難しい気がします。デフレ・インフレ・円高・円安などは、今では違うロジックで動いているかもしれません。


■行動経済学

なにはともあれ「行動経済学」を知らないと、現代のマーケティングはできません。人生も損します。「予想通りに不合理」「認知バイアス」が、行動経済学(≒NUDGE)という学問になりました。今ではたくさんの書籍が出ていますので、自分にあった書籍を選びましょう。別視点の「失敗の科学」は必読書です。

■歴史系

明治は、近代国家を目指すという点で、西洋文化と齟齬している歴史・文化を消去する方向性でした。また敗戦後も、伝統的文化、愛国的歴史を消去する方向性でした。いまさらながらですが、過去の考え方や文化をその時代背景を調査しつつバイアスなく検討することは、学術的にも文化的にも歴史的にも人類学としても大切なことです。

そのような視線を持つ書籍は、非常に新しい発見をもたらすと思います。